り☆birth彼女♪
第38話
新学期も始まってしばらく経った頃
私はマイコちゃんから遊びのお誘いを受けた
休日に2人でショッピングがてら、街に遊びに来たんだ
まぁ、中学生がショッピングなんて言っても買える物なんてたかだか知れてるわけで
ほとんど、喫茶店でのおしゃべりだった
別に特段、変わった話はしなかった…
途中までは
「へーマイコちゃん映画好きなんだ?」
「うん、まぁVシネマってヤツだけどね♪」
どうやらマイコちゃんはVシネマ、いわゆるヤクザ映画が好きなんだそうだ
変わってるわ…
「でもさ、そーいったVシネマってさ、エッチぃシーンとかあるんでしょ?」
「うん、あるよ?濡れ場ってヤツ」
そんなの平気で見るんだ…マイコちゃん
「…そういうナナちゃんはさ、経験済みとか?」
マイコちゃんがいきなり質問してくる
「え?何を?」
「セックス」
いきなり公衆の面前でとんでもないセリフを口に出すマイコちゃん
「え…?し…してないよ!私はまだしてないよ!」
「そうなの?…だって、クラスの皆は言ってるよ?レンジ君とエッチしてるって」
「え!?いや…私達はただ同居してるだけで…」
「いや、それがクラスの皆には問題なんだって」
問題…
「だって、私達は14歳でしょ?そろそろ付き合うとかそーいう年齢じゃない?」
「う…まぁ、そうね…」
まぁ、確かに私はレンジを彼氏にしたくてレンジの家に居候してるんだけど…
「で?どうなの?」
「いや!マジでしてないって!」
「ふーん…でも…レンジ君はどうなの?」
「え?レンジ?」
レンジに話題が移る
「レンジ君だって男の子じゃない?ムラムラとかするんじゃない?しかも、女の子が同居してるんだし」
「んー…良く分かんない…かな」
「だって、ノブアキ君とイヤラシイ本を溜め込んでるんでしょ?」
「まぁ…そうね…まったく興味が無いってわけじゃないか…」
でも…アイツはそんな素振りを見せた事が無い
究極の話、私に襲いかかるわけじゃないし…
「まーなんて言うか…ナナちゃんってさ、エッチに興味がある?」
「え?あ…んー…無いって言ったらウソになるかな…」
「そーだよねぇ♪私もあるし!」
あっけらかんと話すマイコちゃん
「ぶっちゃけさ、ナナちゃんって初めてはどんな人が良いの?」
「初めて…?」
「そ!処女をあげる人」
そんなの、もちろんレンジに決まってる…!
だけど、そんな事言えない…
「私は…レンジ君みたいな人が良いなぁ♪」
「え?」
驚愕の言葉に、私は固まってしまう
「あーい…いや、仮によ?レンジ君みたいな人だったら、優しくしてくれそうだし」
…何だろう…
まさか、マイコちゃん…
レンジの事…
「…ていうか、仮にさ、レンジ君がナナちゃんに付き合ってって告白してきたらどうする?」
「え…あーいや…あ…アイツは幼馴染だし…」
「でも、男の子じゃん?見知った仲でしょ?」
「う…うん…まぁ…頷いちゃうかなぁ…」
頷くに決まってる…
「ふーん…まぁ、いっか♪」
マイコちゃんはアイスコーヒーを一気に飲み干す
何だろうか
なんだか…私、試されてる気がしてならなかった…
結局、その日はそこの喫茶店でマイコちゃんとお別れして自宅に戻る
だけど、なんかモヤモヤしてしまう
「おかえりー」
レンジが今でオレンジジュースを飲みながらくつろいでいた
「マイコちゃんと遊んで来たんでしょ?」
「うん…」
「…?どうしたの?」
レンジは私の様子にすぐ気が付く
「アンタさ……どうなの?」
「へ?何が?」
「私と暮らしててさ」
「ナナちゃんと?…そりゃ楽し…」
「そーじゃない」
私はソファに座る
「そーじゃないって…?」
「……わ…私と…その……」
「ナナちゃんと?」
そう言うとレンジはオレンジジュースを一口
「…わ…私とエッチしたいとか思わないの!?」
「ブッ!!ゲハッ!!」
盛大に鼻からオレンジジュースを吹き出すレンジ
「ゲホッ!!ゲヘッ!!…痛たた!鼻からジュースが…」
「アンタ…焦り過ぎ…」
「いや…焦るよ…そんな質問…」
レンジはティッシュで顔やテーブルを拭く
「いきなり何なんの…?」
「い…いや…その…私だって女の子じゃん?だからさ…どう思ってんのかなぁって…」
レンジは困った顔になる
「ま、また僕をからかってるわけ?」
「え…いや…」
「そ…そんな質問…うんって答えたらどうするのさ…」
…確かに…
頷かれたら最大に困るわ…
「ね?困るでしょ?」
「う…ゴメン…」
私は謝るしか出来なかった…
だけど…
レンジはどう思ってるんだろう…
私だって女の子…
幼馴染っていうより、女の子として見て欲しい…
だから、私はこんなとてつもない質問をしてしまった
「あははは…ご…ゴメン…マジでゴメン…!」
私は部屋に戻ってしまった
確かに…順序がメチャクチャだ
なんて質問をしてしまったの…
まだ付き合っても無いのに…
私はマイコちゃんから遊びのお誘いを受けた
休日に2人でショッピングがてら、街に遊びに来たんだ
まぁ、中学生がショッピングなんて言っても買える物なんてたかだか知れてるわけで
ほとんど、喫茶店でのおしゃべりだった
別に特段、変わった話はしなかった…
途中までは
「へーマイコちゃん映画好きなんだ?」
「うん、まぁVシネマってヤツだけどね♪」
どうやらマイコちゃんはVシネマ、いわゆるヤクザ映画が好きなんだそうだ
変わってるわ…
「でもさ、そーいったVシネマってさ、エッチぃシーンとかあるんでしょ?」
「うん、あるよ?濡れ場ってヤツ」
そんなの平気で見るんだ…マイコちゃん
「…そういうナナちゃんはさ、経験済みとか?」
マイコちゃんがいきなり質問してくる
「え?何を?」
「セックス」
いきなり公衆の面前でとんでもないセリフを口に出すマイコちゃん
「え…?し…してないよ!私はまだしてないよ!」
「そうなの?…だって、クラスの皆は言ってるよ?レンジ君とエッチしてるって」
「え!?いや…私達はただ同居してるだけで…」
「いや、それがクラスの皆には問題なんだって」
問題…
「だって、私達は14歳でしょ?そろそろ付き合うとかそーいう年齢じゃない?」
「う…まぁ、そうね…」
まぁ、確かに私はレンジを彼氏にしたくてレンジの家に居候してるんだけど…
「で?どうなの?」
「いや!マジでしてないって!」
「ふーん…でも…レンジ君はどうなの?」
「え?レンジ?」
レンジに話題が移る
「レンジ君だって男の子じゃない?ムラムラとかするんじゃない?しかも、女の子が同居してるんだし」
「んー…良く分かんない…かな」
「だって、ノブアキ君とイヤラシイ本を溜め込んでるんでしょ?」
「まぁ…そうね…まったく興味が無いってわけじゃないか…」
でも…アイツはそんな素振りを見せた事が無い
究極の話、私に襲いかかるわけじゃないし…
「まーなんて言うか…ナナちゃんってさ、エッチに興味がある?」
「え?あ…んー…無いって言ったらウソになるかな…」
「そーだよねぇ♪私もあるし!」
あっけらかんと話すマイコちゃん
「ぶっちゃけさ、ナナちゃんって初めてはどんな人が良いの?」
「初めて…?」
「そ!処女をあげる人」
そんなの、もちろんレンジに決まってる…!
だけど、そんな事言えない…
「私は…レンジ君みたいな人が良いなぁ♪」
「え?」
驚愕の言葉に、私は固まってしまう
「あーい…いや、仮によ?レンジ君みたいな人だったら、優しくしてくれそうだし」
…何だろう…
まさか、マイコちゃん…
レンジの事…
「…ていうか、仮にさ、レンジ君がナナちゃんに付き合ってって告白してきたらどうする?」
「え…あーいや…あ…アイツは幼馴染だし…」
「でも、男の子じゃん?見知った仲でしょ?」
「う…うん…まぁ…頷いちゃうかなぁ…」
頷くに決まってる…
「ふーん…まぁ、いっか♪」
マイコちゃんはアイスコーヒーを一気に飲み干す
何だろうか
なんだか…私、試されてる気がしてならなかった…
結局、その日はそこの喫茶店でマイコちゃんとお別れして自宅に戻る
だけど、なんかモヤモヤしてしまう
「おかえりー」
レンジが今でオレンジジュースを飲みながらくつろいでいた
「マイコちゃんと遊んで来たんでしょ?」
「うん…」
「…?どうしたの?」
レンジは私の様子にすぐ気が付く
「アンタさ……どうなの?」
「へ?何が?」
「私と暮らしててさ」
「ナナちゃんと?…そりゃ楽し…」
「そーじゃない」
私はソファに座る
「そーじゃないって…?」
「……わ…私と…その……」
「ナナちゃんと?」
そう言うとレンジはオレンジジュースを一口
「…わ…私とエッチしたいとか思わないの!?」
「ブッ!!ゲハッ!!」
盛大に鼻からオレンジジュースを吹き出すレンジ
「ゲホッ!!ゲヘッ!!…痛たた!鼻からジュースが…」
「アンタ…焦り過ぎ…」
「いや…焦るよ…そんな質問…」
レンジはティッシュで顔やテーブルを拭く
「いきなり何なんの…?」
「い…いや…その…私だって女の子じゃん?だからさ…どう思ってんのかなぁって…」
レンジは困った顔になる
「ま、また僕をからかってるわけ?」
「え…いや…」
「そ…そんな質問…うんって答えたらどうするのさ…」
…確かに…
頷かれたら最大に困るわ…
「ね?困るでしょ?」
「う…ゴメン…」
私は謝るしか出来なかった…
だけど…
レンジはどう思ってるんだろう…
私だって女の子…
幼馴染っていうより、女の子として見て欲しい…
だから、私はこんなとてつもない質問をしてしまった
「あははは…ご…ゴメン…マジでゴメン…!」
私は部屋に戻ってしまった
確かに…順序がメチャクチャだ
なんて質問をしてしまったの…
まだ付き合っても無いのに…