り☆birth彼女♪
第51話
「お疲れ様でした〜」
今日も部活が終わり、私とレンジは家に帰る
「あ、今日は買い物しないと…」
「そうね…冷蔵庫の中身あまり無かったわよね?」
私とレンジは帰り道、スーパーへと立ち寄る
「えと…牛乳に卵にラップに野菜…」
買い物カゴをぶら下げながらレンジがブツブツと呟く
「ほい、牛乳ー!」
「ありが…なんで3本も持ってくるのさ?」
「身長アップ、及び巨乳可作戦よ!」
「お野菜を食べて下さい」
「牛乳が1番でしょ?」
なんてくだらないやりとりをしながら買い物をしていく
「あ、プリン!プリン!」
「ちょ…業者みたいな数持ってこないの!」
「だってプリン好きだし」
「もー…3つまでだよ?」
レンジってば意外にケチンボだ
「さて…買う物は買ったし!帰ろ?」
「うん!」
なんか…こーやって2人で買い物してると夫婦みたい…
アハー☆
そして…スーパーから出ると
「ちょっと良いかな?」
不意に声を掛けられる私達
背の高くて髪の毛は腰まである女性…
でも、なんか…伸ばしっぱなしって感じだ
そしてGパンにジャケット…ラフな格好だ
でも…私はこんな人は知らない
「は?いや…どなたですか?」
レンジが怪訝そうにする
「ふふ…どっちかってーと…君の彼女に用事があるんだよ…」
「あ…いや…彼女では…ないですけど…」
…別に否定しなくたって良いのに…
ちぇ…
しかし、知らない人が私に用事…?
「あ…いや…私…あなたの事知らないんですけど」
「そりゃあそうさ…初対面だしね」
初対面…?
「ふーん…」
女性は私の間近に立つ…
「ふーん…エライちっこいね…ま、良いや…顔貸してくんない?」
私を見下ろしながら呟く女性
つーか…失礼じゃないか?
って…クサ!!
すっげータバコ臭い!!
「あ…あの…どなたから知りませんけど…私達、これから夕飯あるし…」
すると、女性は私の耳元で囁く
(.良いから言う事聞きな…テラーのハンター!)
!!!
(な…!)
(言う事聞きな…でなきゃ、男の方を殺す!脅しじゃないよ?)
な…まさか!委員会!!?
こ…ここは…言う事を聞くしかない…
「…レンジ…ゴメン…先に帰ってて?」
「え?まぁ…別に構わないけど…」
「私もすぐに帰るから…」
私はレンジに先に帰宅を促す
「…フフン…」
女性は満足そうに笑う
そして…私は女性に連れられ広い工事現場の様な場所に入る
「どっこらしょ」
女性は工事現場のベンチにドッカリと座る
「……」
「そう怖い顔すんなよ?そうだな…」
女性は近くの自販機に向かう
「あったかいのか?冷たいのか?」
自販機に小銭を入れる女性
「……」
「…まぁ良いや…ほら!」
女性は私に缶コーヒーを投げる
冷たい…
「今買ったんだ…別に毒なんて入っちゃいないよ?」
「…あの…私に何の用ですか?それとあなたは一体誰なんですか?」
「まぁまぁ…とりあえずそのコーヒーを飲みな?」
…仕方ない…私は缶コーヒーを開ける
「…いただきます」
「行儀良いね…まぁ…あれだ…私ゃアンタの敵だよ」
「…委員会…」
「正解!」
女性はタバコに火を点ける
「委員会、ガーディアンの隊長…名前は…ヒトミだ」
隊長…!!
「別に自慢するワケじゃないが…隊長でも1番隊から7番隊まである中じゃ1番強い」
隊長…しかも…自分で強いって…
でも満更でもなさそうだ…
「ふん…ジリジリと距離を取ってんじゃないよ?」
コイツ…一体何が狙いなの…?
「まぁ…まだ攻撃の意思は無い…」
攻撃の意思は無いなんて言ったって…敵は敵…
「まずはお前…桜川ナナ…お前に注文がある」
「…注文?」
ヒトミと名乗る女性はコーヒーを飲み干すと空き缶をゴミ箱に投げ入れる
「…坂崎レンジから手を引け」
…!?
「お前が坂崎レンジの命を狙ってるのは分かってる…インフルエンザから世界を守る為だろう?」
…私の名前や目的まで…
やっぱり監視されていたのね…
「…あなたなの?監視していたのは?」
するとヒトミはタバコを靴で踏み消す
「バカだね…私ゃ隊長だよ?アンタの監視は私の可愛い部下がやってんのさ」
確かにそうね…
部下にやらせているのか…
「で?手を引くのか、引かないのか…どっちだい?」
「…お断りします」
「フン…やっぱりそうか…ガーディアンの隊長相手に随分と強気だねぇ…」
「私だってテラーのハンター…自分の任務を放棄するわけにはいきませんから」
「どうしてもか?」
ヤツは再度質問してくる
しかし、私だって引くわけにはいかない!
「どうしてもです」
「ふーん…」
ヤツは腕を組む
「大体…あなた達には関係無いはず…一体何が目的なんですか?」
「私達委員会も坂崎レンジの命を狙ってるのさ…」
…何ですって?
「お前の目的は知らん…だがテラーの思惑通りにはさせない…!」
「テラーの思惑…?」
「フン…ルーキーのガキンチョのお前がテラー上層部の思惑なんか知るわけないか…」
…何だコイツ…いちいち癇に障るヤツだわ!
「ルーキーでガキンチョ…だけど私もハンターよ?…舐めないでくれる?」
「なら…やり合うかい?」
「!!?」
ヤツが立ち上がる
「今回は警告だけにしようかと思ったんだが…こうも引く様子を見せないと…若干頭にくるねぇ…可愛げが無いんだよ…!……ガキンチョが…!」
そして…ヤツが取り出したのは…
武器!!
日本刀に見えるけど…少し大振りな刀…
「コイツぁな…野太刀って言うんだ…日本刀の刀身が70cm前後…野太刀は1mある…」
「くっ…!!」
私も武器を取り出す
「ほう…日本刀か…ピンクね…随分と可愛らしい鞘じゃあないか…」
ヒトミが野太刀を肩に担ぎながら近づいて来る…!
その日本刀で…どこまで私とやり合えるか…楽しみだね…」
ヤツが構える…
何だ…!?
あの構えは…
あの重そうな野太刀を片手で…
「シャアッ!!」
ヤツは野太刀を片手で振り回す!
しかも速い!!
「くっ…!!」
私はギリギリヤツの斬撃を避ける
くそ…なんて間合いが広いの!?
しかも速い…!
「ククク…♪女の私が野太刀を片手で振り回すなんて思わなかったろ?」
そして…
「シャ!オラァ!デヤァッ!」
重そうな野太刀を軽々と、ダンスをする様に振り回してくる…!
「クッ!」
何とか避けるのが精一杯だ
「ほらほら!私ゃまだまだ速く出来るよ!!」
…!!
「オラァ!!」
野太刀をものすごいスピードで振り下ろして来る!
「ぐぅっ!!」
ヤツの斬撃を防御する
—ギャリギャリ!!—
何て重たい一撃なの!?
速い上に一撃が恐ろしく重たい!
「ほらほら…!どうした?刀ごとへし折るよ!」
「ぐ…!!」
片手なのに…なんつーバカ力なの!!?
振り下ろされた野太刀を防御しつつ、ドンドンと後ろに押される私
「オラオラァ!」
くそ…!
なんて強いの…!
今日も部活が終わり、私とレンジは家に帰る
「あ、今日は買い物しないと…」
「そうね…冷蔵庫の中身あまり無かったわよね?」
私とレンジは帰り道、スーパーへと立ち寄る
「えと…牛乳に卵にラップに野菜…」
買い物カゴをぶら下げながらレンジがブツブツと呟く
「ほい、牛乳ー!」
「ありが…なんで3本も持ってくるのさ?」
「身長アップ、及び巨乳可作戦よ!」
「お野菜を食べて下さい」
「牛乳が1番でしょ?」
なんてくだらないやりとりをしながら買い物をしていく
「あ、プリン!プリン!」
「ちょ…業者みたいな数持ってこないの!」
「だってプリン好きだし」
「もー…3つまでだよ?」
レンジってば意外にケチンボだ
「さて…買う物は買ったし!帰ろ?」
「うん!」
なんか…こーやって2人で買い物してると夫婦みたい…
アハー☆
そして…スーパーから出ると
「ちょっと良いかな?」
不意に声を掛けられる私達
背の高くて髪の毛は腰まである女性…
でも、なんか…伸ばしっぱなしって感じだ
そしてGパンにジャケット…ラフな格好だ
でも…私はこんな人は知らない
「は?いや…どなたですか?」
レンジが怪訝そうにする
「ふふ…どっちかってーと…君の彼女に用事があるんだよ…」
「あ…いや…彼女では…ないですけど…」
…別に否定しなくたって良いのに…
ちぇ…
しかし、知らない人が私に用事…?
「あ…いや…私…あなたの事知らないんですけど」
「そりゃあそうさ…初対面だしね」
初対面…?
「ふーん…」
女性は私の間近に立つ…
「ふーん…エライちっこいね…ま、良いや…顔貸してくんない?」
私を見下ろしながら呟く女性
つーか…失礼じゃないか?
って…クサ!!
すっげータバコ臭い!!
「あ…あの…どなたから知りませんけど…私達、これから夕飯あるし…」
すると、女性は私の耳元で囁く
(.良いから言う事聞きな…テラーのハンター!)
!!!
(な…!)
(言う事聞きな…でなきゃ、男の方を殺す!脅しじゃないよ?)
な…まさか!委員会!!?
こ…ここは…言う事を聞くしかない…
「…レンジ…ゴメン…先に帰ってて?」
「え?まぁ…別に構わないけど…」
「私もすぐに帰るから…」
私はレンジに先に帰宅を促す
「…フフン…」
女性は満足そうに笑う
そして…私は女性に連れられ広い工事現場の様な場所に入る
「どっこらしょ」
女性は工事現場のベンチにドッカリと座る
「……」
「そう怖い顔すんなよ?そうだな…」
女性は近くの自販機に向かう
「あったかいのか?冷たいのか?」
自販機に小銭を入れる女性
「……」
「…まぁ良いや…ほら!」
女性は私に缶コーヒーを投げる
冷たい…
「今買ったんだ…別に毒なんて入っちゃいないよ?」
「…あの…私に何の用ですか?それとあなたは一体誰なんですか?」
「まぁまぁ…とりあえずそのコーヒーを飲みな?」
…仕方ない…私は缶コーヒーを開ける
「…いただきます」
「行儀良いね…まぁ…あれだ…私ゃアンタの敵だよ」
「…委員会…」
「正解!」
女性はタバコに火を点ける
「委員会、ガーディアンの隊長…名前は…ヒトミだ」
隊長…!!
「別に自慢するワケじゃないが…隊長でも1番隊から7番隊まである中じゃ1番強い」
隊長…しかも…自分で強いって…
でも満更でもなさそうだ…
「ふん…ジリジリと距離を取ってんじゃないよ?」
コイツ…一体何が狙いなの…?
「まぁ…まだ攻撃の意思は無い…」
攻撃の意思は無いなんて言ったって…敵は敵…
「まずはお前…桜川ナナ…お前に注文がある」
「…注文?」
ヒトミと名乗る女性はコーヒーを飲み干すと空き缶をゴミ箱に投げ入れる
「…坂崎レンジから手を引け」
…!?
「お前が坂崎レンジの命を狙ってるのは分かってる…インフルエンザから世界を守る為だろう?」
…私の名前や目的まで…
やっぱり監視されていたのね…
「…あなたなの?監視していたのは?」
するとヒトミはタバコを靴で踏み消す
「バカだね…私ゃ隊長だよ?アンタの監視は私の可愛い部下がやってんのさ」
確かにそうね…
部下にやらせているのか…
「で?手を引くのか、引かないのか…どっちだい?」
「…お断りします」
「フン…やっぱりそうか…ガーディアンの隊長相手に随分と強気だねぇ…」
「私だってテラーのハンター…自分の任務を放棄するわけにはいきませんから」
「どうしてもか?」
ヤツは再度質問してくる
しかし、私だって引くわけにはいかない!
「どうしてもです」
「ふーん…」
ヤツは腕を組む
「大体…あなた達には関係無いはず…一体何が目的なんですか?」
「私達委員会も坂崎レンジの命を狙ってるのさ…」
…何ですって?
「お前の目的は知らん…だがテラーの思惑通りにはさせない…!」
「テラーの思惑…?」
「フン…ルーキーのガキンチョのお前がテラー上層部の思惑なんか知るわけないか…」
…何だコイツ…いちいち癇に障るヤツだわ!
「ルーキーでガキンチョ…だけど私もハンターよ?…舐めないでくれる?」
「なら…やり合うかい?」
「!!?」
ヤツが立ち上がる
「今回は警告だけにしようかと思ったんだが…こうも引く様子を見せないと…若干頭にくるねぇ…可愛げが無いんだよ…!……ガキンチョが…!」
そして…ヤツが取り出したのは…
武器!!
日本刀に見えるけど…少し大振りな刀…
「コイツぁな…野太刀って言うんだ…日本刀の刀身が70cm前後…野太刀は1mある…」
「くっ…!!」
私も武器を取り出す
「ほう…日本刀か…ピンクね…随分と可愛らしい鞘じゃあないか…」
ヒトミが野太刀を肩に担ぎながら近づいて来る…!
その日本刀で…どこまで私とやり合えるか…楽しみだね…」
ヤツが構える…
何だ…!?
あの構えは…
あの重そうな野太刀を片手で…
「シャアッ!!」
ヤツは野太刀を片手で振り回す!
しかも速い!!
「くっ…!!」
私はギリギリヤツの斬撃を避ける
くそ…なんて間合いが広いの!?
しかも速い…!
「ククク…♪女の私が野太刀を片手で振り回すなんて思わなかったろ?」
そして…
「シャ!オラァ!デヤァッ!」
重そうな野太刀を軽々と、ダンスをする様に振り回してくる…!
「クッ!」
何とか避けるのが精一杯だ
「ほらほら!私ゃまだまだ速く出来るよ!!」
…!!
「オラァ!!」
野太刀をものすごいスピードで振り下ろして来る!
「ぐぅっ!!」
ヤツの斬撃を防御する
—ギャリギャリ!!—
何て重たい一撃なの!?
速い上に一撃が恐ろしく重たい!
「ほらほら…!どうした?刀ごとへし折るよ!」
「ぐ…!!」
片手なのに…なんつーバカ力なの!!?
振り下ろされた野太刀を防御しつつ、ドンドンと後ろに押される私
「オラオラァ!」
くそ…!
なんて強いの…!