り☆birth彼女♪
第91話
「あー寒いわ!どっかファミレス行かない?」
話の途中でエリさんが寒そうに体をさする
「いや、この格好で行くの?私達軽くコスプレなんだけど?」
レンジ以外はみんなブレザー
普通の人にしてみたらコスプレだろう…
「エリ…大体その重要な相手の事を話すんだろ?ちったぁ我慢しなよ…」
「仕方ないわね…じゃ話すわ…」
エリさんは気を取り直し、話を再開する
「名称は、最終倫理思考」
「さ…さい?」
「我々はシステムと言ってるけどね」
「…最終的かつ、倫理的な思考をお姉さん達に下す役割ってとこですか?」
「レンジ君、話が早いわ…♪まさにそう…我々が出した案件に対して、イエスかノーを出す役割ね」
「何それ…そんなのあんの?」
そんな物があったんだ…
「えぇ…しかも、システムが出した答えは絶対」
「絶対……なんか…神様みたい…」
私は呟く
「…フン…でもナナの言い方が合ってるかもね」
「ちょ…神様みたいなもんを相手にすんの?どーやって!?誰が!?」
私の質問にエリさんは静かに答える
「あなたとレンジ君」
「…え?」
「え?」
レンジもキョトンとする
「古来…人類が誕生してきた時からシステムは存在してきた絶対的な存在…さっきナナが表現した様な神様的なもの」
「いや、そんなの相手に出来ないよ!」
「確かに…しかし、システムに対抗する手段は無いわけではないわ」
「手段…?一体どんなんだい?」
ヒトミさんがタバコの煙を鼻から吹き出す
「…真実の愛」
「し…しんじつ?何それ?」
「人類は古来より、男女の愛を育み繁栄してきたわ…男女の真実の愛を超える物は無いと言われるわ」
「あ…愛を…はぐくむ?」
「ナナ、掻い摘んで言うと赤ちゃん産むにはどーすんの?」
「え…!?あ…いや…その…エッチというか……しょの…」
「そ、セックスね」
お…大人になるとサラリと言えるのね…
「まぁセックスすりゃ赤ちゃん出来るけど、その過程の中で生まれる愛と言う物ほど強固な物は無いわ」
「い…いや…良く分かんないんだけど」
「さっきヒトミの教え子に刀を向けられたレンジ君を思い出しなさい」
「レンジ…?」
「好きな…愛するあなたを守る為に一歩も引かなかったでしょ?」
「あ…うん…」
「そーいった思いってのはね…思いのほか強いのよ?」
「強いのよって言われても…」
「そーかエリ…カルマである坂崎レンジと桜川ナナとの愛をお前は欲しかったんだな?」
ヒトミさんは何かわかった様だ
「そーね…まぁ掻い摘んで言うと…だけどね」
「いや…私本人がわかってないし…」
「えっとね、ナナちゃん?」
レンジが説明してくれる
そーか…つまりはカルマの生まれ変わりであるレンジと私をくっつけてその愛の力でシステムを倒せってことね
しかし、問題がある
「エリさん…そのシステムってどこにあんの?」
「死者の世界よ」
「いや…死者の世界は私達は行けるけど…レンジは普通の人間じゃん?行けないじゃん」
「そうね」
「いや…そうねって…レンジを殺せっての?」
「それをどーにかすんのよ…あなたとレンジ君がね」
「いや…どーにかって…」
「レンジ君?」
エリさんはレンジに近寄る
「あなたには生きながらに死神の力を覚醒してもらうわ」
「え…あ…はい…?」
「生きながらに…?そんなのって出来んの?」
死神になるには1度死んでからじゃないとダメなはず…
「2人共、任せたわよ?」
「任せたわよって…方法は?」
勝手に話を進めていきなり私とレンジに任せるエリさん
「任せられたって方法が分かんなきゃ…」
「知らないわ」
「は?」
「方法は知らないわ……テヘ♪」
ニッコリ笑うエリさん
「テヘじゃないわよ!なんかヒント的なものすら無いの!?」
「無いわ♪」
また笑顔のエリさん
「だー!無いって…笑顔がやたら素敵だし!」
「まぁまぁ…私の同僚にも調べてもらってるし…その間はあなた達で色んな事試してみなさいよ?」
「試してって…アバウト過ぎて分かんないよ…」
「例えば色んな体位でセックスするとか」
「なんでそーなんのよ!!」
そもそも私はまだ純潔である
「真実の愛って言うくらいでしょ?愛っつったらねぇ…ホホホ♪」
「ホホホじゃないわよ…まったく…」
「まぁ、やる事ってな大体分かったんだ…少しは肩の力を抜いたらどうだ?桜川ナナ」
「え…あ…はい…」
ヒトミさんがフォローをしてくれる…
「そうね…肩の力は抜いても構わないけど、期間があるのよね」
「期間?」
「テラーと委員会がレンジ君をインフルエンザに発症させるまで、後1週間よ」
「い…1週間!?」
「1週間の内にレンジ君を死神として覚醒させて死者の世界に入ってしまえば発症はしないわ」
い…1週間て…んな無茶な…
話の途中でエリさんが寒そうに体をさする
「いや、この格好で行くの?私達軽くコスプレなんだけど?」
レンジ以外はみんなブレザー
普通の人にしてみたらコスプレだろう…
「エリ…大体その重要な相手の事を話すんだろ?ちったぁ我慢しなよ…」
「仕方ないわね…じゃ話すわ…」
エリさんは気を取り直し、話を再開する
「名称は、最終倫理思考」
「さ…さい?」
「我々はシステムと言ってるけどね」
「…最終的かつ、倫理的な思考をお姉さん達に下す役割ってとこですか?」
「レンジ君、話が早いわ…♪まさにそう…我々が出した案件に対して、イエスかノーを出す役割ね」
「何それ…そんなのあんの?」
そんな物があったんだ…
「えぇ…しかも、システムが出した答えは絶対」
「絶対……なんか…神様みたい…」
私は呟く
「…フン…でもナナの言い方が合ってるかもね」
「ちょ…神様みたいなもんを相手にすんの?どーやって!?誰が!?」
私の質問にエリさんは静かに答える
「あなたとレンジ君」
「…え?」
「え?」
レンジもキョトンとする
「古来…人類が誕生してきた時からシステムは存在してきた絶対的な存在…さっきナナが表現した様な神様的なもの」
「いや、そんなの相手に出来ないよ!」
「確かに…しかし、システムに対抗する手段は無いわけではないわ」
「手段…?一体どんなんだい?」
ヒトミさんがタバコの煙を鼻から吹き出す
「…真実の愛」
「し…しんじつ?何それ?」
「人類は古来より、男女の愛を育み繁栄してきたわ…男女の真実の愛を超える物は無いと言われるわ」
「あ…愛を…はぐくむ?」
「ナナ、掻い摘んで言うと赤ちゃん産むにはどーすんの?」
「え…!?あ…いや…その…エッチというか……しょの…」
「そ、セックスね」
お…大人になるとサラリと言えるのね…
「まぁセックスすりゃ赤ちゃん出来るけど、その過程の中で生まれる愛と言う物ほど強固な物は無いわ」
「い…いや…良く分かんないんだけど」
「さっきヒトミの教え子に刀を向けられたレンジ君を思い出しなさい」
「レンジ…?」
「好きな…愛するあなたを守る為に一歩も引かなかったでしょ?」
「あ…うん…」
「そーいった思いってのはね…思いのほか強いのよ?」
「強いのよって言われても…」
「そーかエリ…カルマである坂崎レンジと桜川ナナとの愛をお前は欲しかったんだな?」
ヒトミさんは何かわかった様だ
「そーね…まぁ掻い摘んで言うと…だけどね」
「いや…私本人がわかってないし…」
「えっとね、ナナちゃん?」
レンジが説明してくれる
そーか…つまりはカルマの生まれ変わりであるレンジと私をくっつけてその愛の力でシステムを倒せってことね
しかし、問題がある
「エリさん…そのシステムってどこにあんの?」
「死者の世界よ」
「いや…死者の世界は私達は行けるけど…レンジは普通の人間じゃん?行けないじゃん」
「そうね」
「いや…そうねって…レンジを殺せっての?」
「それをどーにかすんのよ…あなたとレンジ君がね」
「いや…どーにかって…」
「レンジ君?」
エリさんはレンジに近寄る
「あなたには生きながらに死神の力を覚醒してもらうわ」
「え…あ…はい…?」
「生きながらに…?そんなのって出来んの?」
死神になるには1度死んでからじゃないとダメなはず…
「2人共、任せたわよ?」
「任せたわよって…方法は?」
勝手に話を進めていきなり私とレンジに任せるエリさん
「任せられたって方法が分かんなきゃ…」
「知らないわ」
「は?」
「方法は知らないわ……テヘ♪」
ニッコリ笑うエリさん
「テヘじゃないわよ!なんかヒント的なものすら無いの!?」
「無いわ♪」
また笑顔のエリさん
「だー!無いって…笑顔がやたら素敵だし!」
「まぁまぁ…私の同僚にも調べてもらってるし…その間はあなた達で色んな事試してみなさいよ?」
「試してって…アバウト過ぎて分かんないよ…」
「例えば色んな体位でセックスするとか」
「なんでそーなんのよ!!」
そもそも私はまだ純潔である
「真実の愛って言うくらいでしょ?愛っつったらねぇ…ホホホ♪」
「ホホホじゃないわよ…まったく…」
「まぁ、やる事ってな大体分かったんだ…少しは肩の力を抜いたらどうだ?桜川ナナ」
「え…あ…はい…」
ヒトミさんがフォローをしてくれる…
「そうね…肩の力は抜いても構わないけど、期間があるのよね」
「期間?」
「テラーと委員会がレンジ君をインフルエンザに発症させるまで、後1週間よ」
「い…1週間!?」
「1週間の内にレンジ君を死神として覚醒させて死者の世界に入ってしまえば発症はしないわ」
い…1週間て…んな無茶な…