【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
翌日、和室の花を活け
由香里さんと落ち着くねーって話していたらスマホが鳴った。
「八重さんだ。」
「こっちは小百合さん。」
「一緒に話せないからだ。あははは。」
笑いながらスマホに出ると
「結衣ちゃん、ありがとうな。なんて素敵な浴衣なんやろ。2人で手縫いしたんやって?手紙読んでありがとうて涙出たわ。」
「印のお花と違うんですけど、どんな花でもお似合いかと思って。」
「ほんま可愛い子やな。帯も素敵や。2人で着て写真撮るよって送るな。」
「袖振っても何も止まらないし威力ないですけど感謝の気持ちは1針1針こめました。」
「ありがたいことやー。夏祭りんとき大阪来いへん?4人で浴衣着てまわろ。」
「うわーっ楽しみ。東京もすぐいらして下さいよ。」
「行く、行く。結衣ちゃんの話し聞いとったら藤堂組に行きとうて仕方ないんよ。」
「え?他もいろいろ行きましょうよ。」
「そら当たり前や。」
あははは