【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



由香里さんと私も着物に着替えた。


話しあいの席には参加はしないが、


うまく纏まり盃を交せればそのあとの交流会へ参加することになっている。


揃えていただいた着物の着付けが終わり


「姐さんの着物ってこういうのじゃないと思ってた。」


鏡を見ながら呟くと


「え?」


「似合うかどうかすごい不安だったけど良かった。」


薄ピンクに小花の散らされた品のいい可愛らしさのある着物に安堵のため息をついた。


私の言葉に緊張顔だった由香里さんが笑い出した。



「結衣?まさかこう…黒で龍が書いてあるとか思ったの?」


「うんうん。牡丹とか般若とかさ。」


「結衣…あはははは。」


「でも、由香里さんの着付けはやっぱり極道の姐さんみたいだね。」



あははは






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