【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
隼が私に両手をあげて
「結衣降参。」なんて言って
耕太郎さんも、愁斗さんも慎太郎さんまで
同じように「降参。」なんてするから
「ちょ…ちょっとほんとにやめてって。」
私1人で大慌てだ。
「4大極道の頭全部抑えるんだから、俺らや傘下なんか赤子の手をひねるようなもんだな結衣。」
司は大笑いをするけど
私は、1人で汗までかいた。
だけどみんな楽しそうに笑っていて
それは、話しあいが上手くいって兄弟の盃を交し合い
日本にある極道のほとんどがひとつになったという事なんだと思う。