ざれ唄うたい
せつないろ

私の心を埋めて
その体温で
名前を呼んで
指先に熱を感じたなら
呼吸を奪って

ありふれた言葉で
飾らないで
ほんとうに欲しいものは
何もない
止まることのない時
その中で
永遠を求めるより
この瞬間に染まれたなら

二つの孤独の間に
隔たりなんていらない
混ざり合う熱に酔いしれて
あとはもう何も考えなくていい
放して葬って崩れ落ちて

再び目覚めるその時まで
温もりを貸してください
でもほんの少しだけ
痛みも涙もない
浅い夢だけを見ていたいから









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