朝鮮王朝時代の用語解説集
五衛都摠府と五衛
◇五衛都摠府(オウィトチョンブ)
朝鮮王朝時代前期~中期にかけ、中央軍である五衛(オウィ)を統括、指揮した官庁。後に廃止され、五軍営が設置されました。
◇五衛
中央軍である義興衛(ウィフンウィ)、龍驤衛(ヨンヤンウィ)、虎賁衛(ホプニ)、忠佐衛(チュンジャウィ)、忠武衛(チュンムウィ)の総称。
◇義興衛(ウィフンウィ)
略称は中衛(チュンウィ)。京畿道(キョンギド)、慶尚道(チョンサンド)、全羅道(チョルラド)を警備。
◇龍驤衛(ヨンヤンウィ)
略称は左衛(チャウィ)。忠清道(チュンチョンド)を警備。
◇虎賁衛(ホプニ)
略称は右衛(ウウィ)。黄海道(ファンヘド)を警備。
◇忠佐衛(チュンジャウィ)
略称は前衛(チョヌィ)。平安道(ピョンアンド)を警備。
◇忠武衛(チュンムウィ)
略称は後衛(フウィ)。咸鏡道(ハムギョンド)、江原道(カンウォンド)を警備。