朝鮮王朝時代の用語解説集
五軍営
◇五軍営(オグニョン)
朝鮮王朝時代中期から後期にかけて、中央軍であった五衛(オウィ)を改編して出来た軍の事です。
五軍営は、訓錬都監(フルリョンドガム)・御営庁(オヨンチョン)・摠戎庁(チョンヨンチョン)・守禦庁(スオチョン)・禁衛営(クミョン)の5つで構成されていました。
※五軍営について調べる過程で、官職名の読みが怪しい部分は読み方を載せませんでした。
◇訓錬都監(フルリョンドガム)
1593年に設置。主に都の防衛・警備、兵士の育成を担当。
~主な官職~
・正一品
都提調(トチェジョ)
・正二品
提調(チェジョ)
・従二品
大将(テジャン)、中軍(チュングン)
・正三品堂上官
別将(ピョルチャン)、千摠(チョンチョン)、局別将(ククピョルチャン/グクピョルチャン)
・従六品
従事官(チョンサグァン)
◇御営庁(オヨンチョン)
1623年に設置。主に都の防衛・警備を担当。
~主な官職~
・正一品
都提調(トチェジョ)
・正二品
提調(チェジョ)
・従二品
大将(テジャン)、中軍(チュングン)
・正三品堂上官
別将(ピョルチャン)、千摠(チョンチョン)、別後部千摠(ピョルフプチョンチョン)、騎士将
・従六品
従事官(チョンサグァン)</font>
◇摠戎庁(チョンヨンチョン)
1624年に設置。都の郊外の防衛・警備を担当。
~主な官職~
・従二品
使(サ)、中軍(チュングン)
・正三品堂上官
千摠(チョンチョン)、鎮営将、管城将</font>