朝鮮王朝時代の用語解説集

内命婦 後宮(側室)


◇後宮(フグン)
王妃を除く、王の側室の事。側室の称号は正一品の嬪から、従四品の淑媛まで8つあります。

・嬪(ピン/ビン)
側室最高位の正一品の称号。嬪の前に漢字一字を付ける事が出来ました。

例→淑嬪(スクピン)
  禧嬪(ヒビン)


世子の死後、正妻である世子嬪(セジャビン)の称号でもあります。これも嬪の前に漢字一字を付ける事が出来ました。

例→恵嬪(ヘビン)
  朝鮮王朝第22代国王・正祖(チョンジョ)の母。後に恵慶宮(ヘギョングン)となりました。


・貴人(クィイン)
従一品の側室の称号。

・昭儀(ソイ)
正二品の側室の称号。

・淑儀(スギ)
従二品の側室の称号。

・昭容(ソヨン)
正三品の側室の称号。

・淑容(スギョン)
従三品の側室の称号。

・昭媛(ソウォン)
正四品の側室の称号。

・淑媛(スグォン)
従四品の側室の称号。


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