「お前がloveの方で好きだ」
あ!!
すっかり忘れてた!!
「ま…雅也くん!!」
雅也くんが振り返る。
そしてみんなも振り返る。
その中、ドキドキしている気持ちを一生懸命に押さえながらあるものを袋から出す。
「…熊…?」
「うん…」
熊のキーホルダー。
「さっき急いで買いに行ったから…
このような物しかなかったけど…」
「…えっと…俺に?」
「うん」
「これって、きくの悪いと思うけど…
な…なんで?」
「あの…ドッキリです」
だんだん声が小さくなっていく私。
「うそぉ!ドッキリ?!」
すると叫んだのは結さん。
「じゃあ、ハイタッチ!イエーイ!!」