「お前がloveの方で好きだ」
~華凛said~
めいを連れて、公園の奥のベンチへと向かう。
めいは黙ってついてきた。
でもベンチについたら何を話す?
おめでとう?
それとも…自分も実は雅也のこと好きだって、
めいに打ち明ける?
……いやいや、そんな事したらヤバイヤバイ。
でもそんなんでうちは二人のことを心から祝福できるの?
心の中で二人を祝福したい自分と、
心を打ち明かしたい自分がいる。
頭がガンガンする。
胸が苦しい。
「凛ちゃん…?大丈夫?」
「へ?」
気がつくとベンチに座っていた。