「お前がloveの方で好きだ」

~華凛said~

めいを連れて、公園の奥のベンチへと向かう。

めいは黙ってついてきた。

でもベンチについたら何を話す?
おめでとう?
それとも…自分も実は雅也のこと好きだって、
めいに打ち明ける?

……いやいや、そんな事したらヤバイヤバイ。

でもそんなんでうちは二人のことを心から祝福できるの?


心の中で二人を祝福したい自分と、
心を打ち明かしたい自分がいる。

頭がガンガンする。
胸が苦しい。

「凛ちゃん…?大丈夫?」

「へ?」

気がつくとベンチに座っていた。
< 292 / 324 >

この作品をシェア

pagetop