「お前がloveの方で好きだ」


そしてお昼。



深呼吸、深呼吸。

スゥゥゥゥゥゥゥ、
ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

……ゴホッゴホッ。


やば。
吐くの長すぎた。ゴホッ。


「り、凛ちゃん大丈夫?!
 昨日も同じことやってたけど…
 何かのおまじないなの?」

「いや、ちょっとボーッとしてて、アハハ」


「凛ちゃんったら(笑)」


さて、


「あのさ……、めい」

「なに?」

「う、ぅうちも……ま」

「ま?」

「ントヒヒ」

「…へ?」

「う、うちもマントヒヒ好きなんだよね~。
 ほら、この前映画でやってたじゃん!
 ほら、あの、コケコッコ~って鳴くやつ?
 めっちゃおもしろいよね~めいは?」

「ぷっ。…アハハハハハハハ!」

ぁあ~
何を言ってるんだうちは。

「ま…マントヒヒはコケコッコって
 鳴かないよ…クク…
 それに、アハハ…この前やってた映画は…
 マントヒヒでも鶏でもなくて…
 ネズミのレストランの話だよ~…クク…」
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