死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
結果、私は見事にジャンケンで勝利を収めた。

最も楽な競技・五十メートル走に出場するだけで済むのである。

腹黒い私はジャンケンで負けた生徒に心の中で謝ることなく、一人で秘かに喜んでいた。


『馬鹿はジャンケン~』というフレーズを頭の中から追い出して。
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