死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
肩が軽くなったような気分で二年生の下足室で靴を履き替える。


一年の時より、低い位置になってしまい、靴箱としては使いにくくなったのだが、ルンルン気分の私は、気にすることでもなかった。


春休みの宿題も終えており、余裕ある新学期が迎えられるはずだった。
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