死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
数検二級は文系卒業レベル、と学校から配布されたプリントに書かれていた。


一応進学校で、授業が進むスピードが速かったため、文系卒業レベルの範囲はもう学習し終えているようであった。

従って、私は二級受検を決心した。


それが、自身を苦しめるとも知らずに――。
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