死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
けれども、受検日当日。


「起きなさい! 台風が逸れたのか、暴風警報は出てないから」

母の声によって、叩き起こされた。

時計を見る。

――遅刻は免れそうになかった。


だが、渋々、受検地へ向かうことにした。
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