死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
一方の、『絵が下手だ』と母に認識されている父は、能天気で自分のことをけなされても然程気に掛けない。


自称『ガラスの心の持ち主』である私は、本来なら傷付く言葉を投げられたわけだが、こればかりは怒る権利がない、と感じていた。


青白い顔のお化けとフランケンシュタインを見て、私は自嘲的な笑いを漏らすしかなかったのだ。
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