死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
が、或る時間に異変が起こった。


階段で『グリコ』遊びをしていたら、ザマスの声が、近くで聞こえたのだ。


私達は、逃げた。

無我夢中で、走った。

体育の授業でもこれ程必死に足を動かさないだろう、と思ったぐらいに。
< 77 / 300 >

この作品をシェア

pagetop