王子様系男子との恋!?




「なぁ、恋音。まだ怒ってる?」




「別にー」




「ほら、席も隣だし…家も同じだしさ…仲直りしよ?」




「だから、許すって言ったじゃん!」




「じゃあ、今日一緒に帰れる?これからも一緒に登校出来る?」




はぁ…いやだな。
気まづくなりそう…



「ごめん、これからは美華ちゃんと登下校することにしたから。」




「え?なんで?」




「だってさ、竣とは家でも学校でも近いじゃん。私だって友達いるんだよ?それに、竣はモテるから女子達と帰ればいいじゃん?」




「は?ふざけるなよ、俺は恋音と一緒に帰ったりしたいのにっ…!なんでそんなこともわからねーんだよ!!」




竣が、こんなにも怒るの初めてみた…
怖い。




「え…ご、ごめんなさい、、、お願いだから叩かないでください。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」




怖い、竣がお父さんにみえてくる。
涙と震えが止まらない …




「あっ、恋音…ごめん。つい…」



ここに竣が来る。


こわい…。



「来ないでっ!嫌だ。」





やだ、涙が止まらない。









< 29 / 35 >

この作品をシェア

pagetop