王子様系男子との恋!?
「行くよ、恋音。」
「うん。」
着いたのは中庭…
誰もいなかった。
「恋音、何があった教えて。」
「うん…実はね、私…男性恐怖症なんだよね。」
「え?それで、南風花くんが怒ったから怖かったの?」
「うん…竣は大丈夫だけど、急に怒ったから。」
「だ、大丈夫?」
ほんとに美華ちゃんは私を心配してくれてるんだ…。
「心配してくれてありがとう。でも、私。大丈夫。」
そうだ。竣は大丈夫だと思う。
「そっか、でも花音がダメになったらすぐ私に相談ね。私が助けてあげるから。」
「うん。ありがとう。」