貴方に魅せられて
リビングに戻ると
2人ともむすっとしてた。


うわぁ…

「行くぞ。」

そう言って私の荷物を取り上げ
再び肩を抱き
強引に連れて行かれる。

由香里さんの方を必死に振り返って

「由香里さん、いってきます!」

と言った。

「麻衣ちゃん!何かあったらすぐ
連絡するのよ!!!」

由香里さんは大きな声で
不安そうに私たちを見送った。
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