貴方に魅せられて
私には広すぎる勿体無い部屋。
由香里さんが選んだ
センスのいい家具や小物が置かれ
ベッドはまるでどこかのお姫様の
ベッドのよう。

この部屋に戻るたび、護ちゃんに
毎日感謝する。

ただ、一人になると
孤独感は襲ってくる。

これからの生活に不安はない。

学費は両親が残してくれた財産で
十分すぎる程。
生活に関しては全て叔父様が
面倒を見てくれるので
なに一つ不自由しない。
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