貴方に魅せられて
「ああ…麻衣のこと?」

「顔はかわいいし
スタイルもいいし
親死んでさみしい時期だろーから
あっさり付き合えるだろうと思って
お前に紹介してもらったんだけどよ
まぁお堅いお堅い…」

私と優子の顔色が変わる。

「いまだにキスすら
させてもらってねーし
まじ萎えるっつーの。」

涼はけらけら笑ながら続ける。

「あんな顔と身体でお堅いとか
宝の持ち腐れだろー。
デート何回かしないとキスしないとか
いつの時代だよー。
それに親死んでめそめそしてんの
慰めるのも疲れて来たわ…


ガン!!!
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