貴方に魅せられて
とさっ…

私はいつの間にか
ソファーに押し倒されていた。

「 俺、4月から社長就任なんだよ。
休みもあんま取れないし
帰りも遅くなる。
ただでさえ会う時間が少ないのに
離れて暮らせって言うのかよ?
半年我慢したんだ。
もういいだろ…?」

そう言って
優しくキスをした。
キスがだんだん熱を帯び
激しいものに変わっていく。

「…んふ…」

翔平さんの唇が離れて
私の耳や首筋を這う。

「…あ…」

吐息が漏れる。
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