貴方に魅せられて
露骨に驚いた顔を
してしまっていたようだ。
私はあわてて笑うが
オネェなんて普通の生活で
なかなか出会うものではない。

テレビでオネェタレントをよく見るから
免疫はあるだろうに
いざ目の前の人がオネェだと
こうも驚くものなのか…


色々な思いを駆け巡らせていると


「あたしシマコよ!島村だからシマコ。
下の名前は聞かないで。
ゆかりんに頼まれて、これからあなたの
専属美容師担当することになったの。
よろしくね。」

今なんて!?
これから…?専属美容師!?
ってことはあたしはずっと
このオネェに髪を任せるの!?
< 38 / 253 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop