貴方に魅せられて
私の頭の中のクエスチョンマークなんて
かき消されるほど
シマコはどんどん私に話しかけてくる。

「よかったぁー。
あたしすんごいブスが来ちゃったら
どうしようかと思ったわよ。
まぁ、ゆかりんが連れて来るんだから
そんなわけないんだけどさ
あたしのメイクアップ技術は整形まで
できないからねぇ…」

…えっと…
笑顔でポンポンと
すごいこと言ってますけど…

「こんなに伸ばしてるんだから
ばっさり切っちゃうのは
勿体無いわねぇ。
髪も染めたことなさそうね。
キューティクルが綺麗だわぁ…
今の子すぐ染めちゃうじゃない?」

そう言いながら私の髪を
品定めするように
何度も掻きあげながら言う。
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