貴方に魅せられて
「わかったわ。
髪はトリートメントを念入りにして
枝毛を整えて前髪は顎あたりまで切って
流す感じでどお?
それなら学校の時はしばれるから
前髪も邪魔にならないでしょ?
あなたすごくかわいいから
あたしの手にかかったら
ゆかりんなんて目じゃないわね。」

シマコに言われて
ふるふると頭を振った。

「そんな!由香里さんになんて
かなわない!」

シマコはふふっと笑って

「自覚ないのねぇ。
まいまい魅力的よぉ。
恋をしたらもっと魅力的なのに…
彼氏いないでしょ。」

…まいまい…
そしてなぜ彼氏がいないのがわかるの…
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