貴方に魅せられて
再びリムジンに乗り込み
私たちは高級ホテルに着いた。

「今日はここでディナーよ。」

由香里さんに手を引かれて
ロビーへ向かう。

なるほど…こんなオシャレをするのは
ここのドレスコードのためだったのね…

ベルボーイが近寄ってきて
丁寧にお辞儀をした後
私たちを案内してくれた。

通されたのはホテルの最上階にある
レストランだった。

大きなガラスの向こう側には
見たこともない夜景が広がっていた。

「綺麗…」

無意識につぶやいていた。
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