貴方に魅せられて
駐車場へ向かうとリムジンのドアを
運転手さんが開けて
私たちを迎えてくれた。

「神崎はこれから海外か?」

叔父様が護ちゃんに尋ねた。

「そう、夜の便でシンガポールへね。
すまないな、2人とも。
麻衣ちゃん、時々メールするんだぞ?
森山、麻衣ちゃんを頼むよ…」

そう言って叔父様に深々と頭を下げた。
私は護ちゃんと軽く抱き合うと
護ちゃんと別々の車に乗り
私たちは別れた。
< 6 / 253 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop