貴方に魅せられて
大人の香り
とある日曜日。


私は塾ではなく、叔父様に
家庭教師をつけてもらっていた。
翔平さんや、お兄様が
お世話になった家庭教師の
派遣会社を紹介してくれたのだ。

先日その家庭教師に
オススメの参考書をいくつか聞いたので
今日は本屋に行くことにした。

もうすぐ夏休み。
もっと受験勉強頑張らないと!!
そう意気込みながら
リビングへ降りて行くと
ソファーに横になって
長い足を投げ出し
何やら難しそうな本を読んでいる
翔平さんがいた。
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