君のくれた光
*prologue*
世界が間違っているとは言わない。
私自身の人生も間違っている
とは思わない。
でも、なぜこんな人生なのか
なんて思ったことあるかもしれない。
悲しい苦しい痛い辛い、
それだけでって以前の私は笑うだろうか。
“人”の痛みを知らぬ私が
その“人”になった、そんなことを一年前の私なら馬鹿な想像だと嗤うだろうか。
痛み苦しみを考えるのさえ
忘れかけた自分を責め立てることも
無駄だと思う。
それだけが今の私と昔の私の変わらないとこだろう__________。
無機質な機械音とガラス越しの鳥の話し声を聞いていた。
頭を駆け巡る一色の嫌悪感に点々と言い訳を落としていく。
ココにいる私はどうか別人であって
欲しいなんて、そんな奇跡おこるはずない。
薬品の匂いが鼻を掠める。
あ、来たんだ。今日も。
きっと明日も明後日もだろうか。
「大丈夫??変わりはない???」
ああ、邪魔だよ。
そこは外の世界と唯一触れ合える場所なの。
どいて、邪魔だよあなたの存在さえも。
「………お母さん、いない方がいい?ここに、」
「いつも邪魔だよって思ってるの?」
そうだよ邪魔だよ。
「貴方の存在さえも邪魔だよ」
嫌いだ、このオンナも人生も。
結局はいらないでしょう?
失うだけ失いたいの。
消えてよここまできたらいらない。
「っ………かえ、るねっ、、」
バタンッ
もう、何もない。
私自身の人生も間違っている
とは思わない。
でも、なぜこんな人生なのか
なんて思ったことあるかもしれない。
悲しい苦しい痛い辛い、
それだけでって以前の私は笑うだろうか。
“人”の痛みを知らぬ私が
その“人”になった、そんなことを一年前の私なら馬鹿な想像だと嗤うだろうか。
痛み苦しみを考えるのさえ
忘れかけた自分を責め立てることも
無駄だと思う。
それだけが今の私と昔の私の変わらないとこだろう__________。
無機質な機械音とガラス越しの鳥の話し声を聞いていた。
頭を駆け巡る一色の嫌悪感に点々と言い訳を落としていく。
ココにいる私はどうか別人であって
欲しいなんて、そんな奇跡おこるはずない。
薬品の匂いが鼻を掠める。
あ、来たんだ。今日も。
きっと明日も明後日もだろうか。
「大丈夫??変わりはない???」
ああ、邪魔だよ。
そこは外の世界と唯一触れ合える場所なの。
どいて、邪魔だよあなたの存在さえも。
「………お母さん、いない方がいい?ここに、」
「いつも邪魔だよって思ってるの?」
そうだよ邪魔だよ。
「貴方の存在さえも邪魔だよ」
嫌いだ、このオンナも人生も。
結局はいらないでしょう?
失うだけ失いたいの。
消えてよここまできたらいらない。
「っ………かえ、るねっ、、」
バタンッ
もう、何もない。