恋愛小説は難しい
「疲れたー」
学校からの帰り道。
今日は特に疲れてる。いつもより体がダルい。
「もう晩ご飯手抜きしちゃおう……」
そう思って、家の近くのコンビニに寄った。
品揃えもまあまあ、及第点。店員さんもまあまあ、及第点。
の、普通のコンビニ。
コンビニのドアをよいしょっと開けた瞬間、
「あ゙?なんだおまえ何してんだ?」
最高にガラの悪い、でも低くて艶のある声が聞こえて
いやあな予感とともに視線を上げると
「聞こえねーのかコラ」
素で俺様キャラの隣人、三井暁人がいた。