恋愛小説は難しい

「疲れたー」


学校からの帰り道。


今日は特に疲れてる。いつもより体がダルい。


「もう晩ご飯手抜きしちゃおう……」


そう思って、家の近くのコンビニに寄った。
品揃えもまあまあ、及第点。店員さんもまあまあ、及第点。
の、普通のコンビニ。

コンビニのドアをよいしょっと開けた瞬間、



「あ゙?なんだおまえ何してんだ?」



最高にガラの悪い、でも低くて艶のある声が聞こえて

いやあな予感とともに視線を上げると



「聞こえねーのかコラ」



素で俺様キャラの隣人、三井暁人がいた。
< 4 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop