彼だけ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
時刻は11時
あれからずっと待っていた。
バンッ
ドアが勢いよく開いた音がした。
綾「美結!どこだ?」
美「へ?ここだよ。おかえり」
ソファーに座っていた私は綾斗達の所へ足を運んだ。
綾「美結、お前………星龍を裏切ってたんだな」
ドス黒い声で睨まれた私。
美「………星龍を……裏切…る?」
動揺を隠せなかった。
大好きな星龍をなんで私が裏切らなきゃいけないの?
綾「強羅 ―ゴウラ― とかかわってたんだな。」
綾「裏切りものはいらない」
綾「ここから、出てけ」
次々に発せられる愛しい人からの残酷な言葉と数々。
美「強羅なんてしらない!私は裏切ったりしない!」
他の皆に視線を送ると下をむいてうつむいていた。