彼だけ。
綾「美結、座んないのか?」
幹部室のソファーにすわっている綾斗が隣がポンポンと叩いた。
美「ううん。座る」
そういって、私も綾斗の隣に腰をかける。
ピリリリリッ
………それと同時に誰かの携帯がなりだした。
綾「俺だ」
そういって、電話にでる。
綾「もしもし」
?『………だよ……』
綾「は?そんなわけねーだろ」
?『…………だって……』
綾「あいつが裏切るわけ…………」
"裏切る"?
一体、綾斗は誰と話してるの?
気になるけど、電話の相手の声は聞こえない。
綾「おう、わかった」
険しい顔でそういって、電話をきった。