死ぬまで君を愛させて
愛し、愛され、死に絶える。
「どうして、新吹(あらふき)さんは僕が好きなんですか?」
そんな質問をソファーの上で僕の頭を撫でる彼に聞いてみた。
「どうして急に、そんなこと聞くの?」
質問を質問でかえされたが、突然そんなことを聞いてきたら誰だって疑問に思うだろう。
でも、僕には理解できなかった。
どうして僕のことが好きなのか
「だって、僕は女のくせにこんな言葉づかいだし…特別なにかできるわけでも、可愛いわけでもない…いつも新吹さんに迷惑ばかりかけているのに、あなたは僕のことを好きと言ってくれるから…」
僕なんかの何がいいのか、まったくわからないから不安になる。
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