電車で見かけるあの子
俺
春から高校二年生になった俺は、相変わらず去年と同じ電車で毎朝学校に通っていた。
人も適度に少なくて、少しだけ早めに学校に着くことができる電車で、去年と同じく、ゆっくり英単語を覚えたり本を読んだりしていた。
けれども、一つだけ変わったことがあった。
人も適度に少なくて、少しだけ早めに学校に着くことができる電車で、去年と同じく、ゆっくり英単語を覚えたり本を読んだりしていた。
けれども、一つだけ変わったことがあった。