電車で見かけるあの子


努力して努力して、気が付いたら高校3年生、無事大学も合格し、学校に通うのもあと数回となった。

自由登校になってから比較的昼くらいに行くことが多かったから、余計彼女とは会わなくなっていた。


『なあ、ちょーお世話になった非常勤のあの人、田中先生?がもう俺らがいる間って◯日しか来ねーんだってさ』



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