電車で見かけるあの子
そのあとはじゃあ連絡先でも交換しておけば便利なんじゃないかーという先生の言葉で連絡先を彼と交換した。
何故か彼の友だちとも交換したけど、私にとってそれは些細なことだった。
先生と少し話したら、先生は授業に向かって行った。授業に向かう前、私たち2人を見て、
〝お前らは本当によく頑張って2人とも第一合格できたよな、偉いよ、おめでとう
待望の大学生活楽しめよ〟
ドラマみたいに捨て台詞を残して去って行った。
彼と彼の友だちは遊びに行こうって話になったけど、彼はじゃあ一回着替えてから、と言って、私と一緒に帰ることになった。
電車の中でこのドキドキを落ち着かせようと思っていたけど、余計どきどきしてしまいそうだった。