わたしは好きな人が二人います
「ブラ…透けてる」
きゃっ、恥ずかしいというように
手で顔を隠す翔真。
わたしは、がくんと肩を落とした。
「なんだ~そんかことか~」
と、何気に傷ついてるわたしがいた。
その様子を見て翔真が
にやっと笑って
「ゆな…もしかして…」
ん?と、
翔真の方をみる。
その瞬間
グッと抱き上げられ
座ってる翔真の膝の上に向かい合わせになるように座らされた。
「エッチなことするために、わざと見せてた?」
唇が触れるか触れない距離で
からかうように、呟いてきた。
きゅん……
「翔真…」
翔真がキスしようとしてきた時
「しょうま、だいすき~!!」
わたしは、ぎゅっと翔真に抱きついた。
予想外の展開に翔真はびっくりしていたが
すぐに、
がははははと
大きく笑ってわたしの頭を
グシャグシャに撫でてきた。
「俺も、ゆなが大好きだ!」
わたしは翔真に抱きつきながら
広くて大きな胸に顔をうずめて
しばらくの間すりすりしていた。