わたしは好きな人が二人います

「よかった…りゅうちゃん教室戻ったみたい」


俺はおどかそうとゆっくりと近づき、


「やっぱり、ゆないたーーー!!!」

声を張り上げた。


期待以上の反応を見せてくれたゆなは
思いっきり頭をぶつけてしまった。



「ゆな大丈夫か?スッゴい音がしたけど」


心配そうに見ると



ゆなは強気に
でも、やっぱり痛かったのか
涙目になっていた。


その顔があまりにも可愛くて
痛くて泣きそうなゆなの顔を見て
ドキッとした。
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