わたしは好きな人が二人います


はっとした俺は何か言わないとと焦った。


「ゆなが鬼ごっこしたいって言うから付き合ってやったのに!」


とっさに言葉がでた。


もちろん、ゆなは
さらに文句を言って来たが


教室に戻ろうと立ち上がり歩き始めた。



何故か、何故かは本当にわからないけど
気づいたらゆなを抱き締めていた。



ふわっとゆなの香りが俺の思考回路を切断させた。
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