わたしは好きな人が二人います
とりあえず、自分で言うのもなんだが
翔真も、隆平も
わたしのことが大好きだった。



もちろん、わたしも
そんな二人が大好きで大好きでたまらない。



幼稚園さんが
といって、お母さんはいつもバカにしてくる。



でも、
あの頃の小さなわたしでも
ずっと変わらず
翔真と隆平を好きでいるだろう
と、確信があった。



お母さんに、
一人じゃないと。
といわれた日から
その心は芽生えていた。
< 7 / 38 >

この作品をシェア

pagetop