わたしは好きな人が二人います

変わらずに大好き






あの日に芽生えた
本当の好きっていう気持ちのことを
わたしは思い出していた。



遠足、運動会などの記憶は全くない。


あの日、お母さんに言われたときのこと
卒園式のことしか記憶になかった。








あれから11年がたっていて

私は高校2年生。



もちろん、
今でも翔真と隆平、
どちらと結婚しようか迷っている。



「ゆな!!また結婚のこと考えてた?」

わたしは声のする方をみた。

「ひなの…!」

わたしの顔のすぐ目の前に
顔をグイッと持ってきながら
ホッペを引っ張ってくる。


「わたしの話しを聞かないで、まーたしょうもない結婚のこと考えてたの?!」


これが、わたしの親友。
本音をズバッと言ってくれるから
一緒にいても楽な友達。


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