16歳のママと18歳のパパ〜消えた命〜
親の反対… side杏梨
数日後。
親に話そうと、叶都がうちにやって来た。
「ねえ、叶都」
叶都の手をしっかり握りしめて言った。
「ん?」
「私、この子のためなら頑張れるよ…」
私は何かを決心したような口で言った。
「?うん、俺も」
叶都は不思議そうにした。
だって、私の宝物だから。
この命は。
パパに手をあげられようと、ママに家を追い出されようと…。
幸せになって見せる 。
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