16歳のママと18歳のパパ〜消えた命〜

「え…」

「でもね、安定期に入る前の流産は、杏梨が悪いんじゃない。卵の問題なの」


だとしても…
やだよ、産みたい。
流産やだよなんて考えたくない。
だから、なおさら学校なんて行きたくない。

「学校行きたくない。」


ママは渋々認めてくれた。

私はこの子を産みたい。
私にできることはないの?
赤ちゃんが生きるためになにもできないの?

ごめんね、こんな母親で…。


ママととりあえず話を終え、部屋へ行った。

すると、ケータイが鳴った。


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