君のこと。

それでも準備をしようと
鏡の前に立つ。


少し焦げ茶の
胸まで伸びたゆるい髪は
くしゃっとなってる。

眠そうな顔。

めんどくさいから
ものすごくテキトーなメイクをして、
あかりに選んでもらった水着をつかんで
家を飛び出した。

あ…髪なおすの忘れた。
まぁいっか!

どうせ濡れるんだ!!





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