てをつなごう
第1章
朝─────…

「いってきまあーす!」


元気よく挨拶をして家を出る。

すると目の前には…



「おせぇぞ、緋芽乃」

見慣れた幼なじみと聞き慣れた声が。

「尋兎が早いんでしょ!」

「うるせぇ、遅刻するぞチビ」

「チビじゃないもん!」

「ほら、早く行くぞ」

「ちょ、待ってよー…」



いつもの朝。
今日も1日が始まる…─────

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