てをつなごう
生徒会室───…


「あ…もう来てたの」

「2年はおせぇな…チビ」

「チビは余計でしょ!?」

「キャーキャー喚くな、バカチビ」



生徒会室に着くなり、尋兎と私の
言い合いがはじまる。

麻斗くんと那魅は…

「あっ!麻斗ーっ!」

「おぉ、那魅か」

那魅はそう言いながら抱き着く。
麻斗くんは那魅の頭を撫でている。





「てめぇらいい加減にしろ!」



生徒会室に声が響く。
その声の主は…

如月 悠夜(キサラギユウヤ)



会長補佐をしている役員。
かなり口悪いけど、いいやつ!

「ったく、会長がんなんでどーする!」

「知らねーな」

「知らねーじゃねぇだろバカ尋兎!」

「てめぇよりか頭いいから」

「そうゆう意味じゃねぇ!」


尋兎の相手をする如月先輩…可哀想。

どうやら如月先輩は早く終わらせたい
みたい。

私たちは授業サボれるんだから
すっごく嬉しいけど♪



「ともかくてめぇら座れ!」

如月先輩に言われて、みんな着席。

「議題説明するから聞いとけよ?」

そして先輩の議題説明がはじまる。




「~って事だ。理解したか?」

「あっ、はい」

「理解しましたあー」

「俺も大丈夫だ」

「……」

「…尋兎?あんたは?」

「…ん」

「…理解した様なので進めて下さい」

「おし、んじゃアイデア出せ」


みんなが無言状態から話し出す。

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