ドリームマジシャン☆


『えーみんな、あんずさんと仲良くするように。では、教科書714ページを開いて!』


そういえば、教科書も書くものもないや…

寮に置いてあるけど…

取りに行くのもなあ…




ここは正直に言おう。




「先生、教科書がありません」

『どこにあるか、把握できてるかね?』

「え、あ…寮に置いてあります」

『じゃあ、呼び出し呪文を使えばいい。
うーんと、雄大!教えてやりなさい』

となりの人が話しかけてきた。
雄大さんかな…?

『あんずちゃんかな?呼び出し呪文は使ったことある?』

「さっぱりわからないです…」

『ああー、じゃあ、僕が教えてあげるよ。寮にあるんだよね?』

「はい…」

『じゃあ、待ってねー…』

(ポム!)

『はい、どーぞー。ついでにノートも持ってきた!』

「有難う御座います!これ、どうやってやったんですか!?」



『だったら、今度教えてやる』
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